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母の介護で困ったこと。「オムツなんてはかない!」をどうする?

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以前「両親のダブル介護やってたらダイエット成功した」(やつれた?)という記事書いてから、だいぶご無沙汰していたのですが、久々に介護体験の話をしにきました。

(現在私は両親の実家で同居し、介護しています)

今回は

    尿もれ、便失禁などの対策を本人にしてもらいたい!
    親に紙パッドつけて欲しい!
    親に紙パンツはいて欲しい!

・・・をどうするかって話題です。
介護のプロの方は「お下の話」(オシモノハナシ)と表現しておりました。言葉選びも気を使ってるんだなぁと相談したとき思いました。
私と両親の体験談ですが、何かヒントになれば幸いです。

母本人はできてると思ってる。できてないけど。

まだトイレで用を足せる、と思っている母と、実家内部と衣服汚染の対策で苦しんでた私。
両親のこういうのに直面した初期って、臭いとか、洗濯とかで精神的にゴリゴリ削られるんですよね。
せめて清潔に生活して欲しいと思っても本人は
「キレイにできてる」
「まだ着替えなくても大丈夫」

と思ってるんですよ。
臭いも気にしないし、外着からわかるくらい服に汚染あるのに注意を払わない。
指摘して、着替えを持ってきても・・・・怒る怒る!すっごく怒る!!!
正直「うっわーめんどくさいなぁ」と思ってました。
追加情報になりますが、実は母がこの状況のとき、平行して父側の下状況もひどくて、トイレに間に合わないのにトイレに行こうとして汚染がひどく、ダブルパンチを食らってる状態でした。
両親二人とも「まだ自分でできる」と思ってたんですね。

何か私から提案しても「子供のお前が親に意見するな」の関係性が崩れず、辛かったですし、両親側は「子供なら親の世話を自動でしろ」と思ってたみたいです。
私・・・確かに、確かに両親のために実家に住み始めましたけどね・・・仕事してるんですよ!
家事、経済面の主導権を子である私がとれない、譲ってもらえないがために、両親を「介護サービスをうける」という入り口まで導けない毎日。

両親はご飯を食べても皿を洗わず、ゴミも捨てにいかない。
たまに着替えはするが汚れていても平気。洗濯はしない。
好きなものだけ買って、食べて寝る、の繰り返し。
それで今までどおり暮らしてると「思ってる」。
私の提案にも、あとでやる、自分でできるといってきかない。
・・・。
今思い返すとぞわっとしますね。

 

オムツを使わせたいなら、まず介護キーマンの私の立場が「親より上」になる事からはじめなければならなかった。

私の家族の場合なので、みなさんの家族に当てはまるとは言えませんが、うちの家族は良くも悪くも「家長第一主義」で父が絶対であり、父が今一番偉い状態でした。次に偉いのがお財布と家事係の母。子である私は三番目です。
介護相談をしたときに相談員の方に指摘を受けました。
「長年作られた家族のパワーバランスを崩すのは難しい」と。

それまで両親にどうしていいかと困り果ててましたが、これで私は目が覚めたんですね。
私は両親に立場が下だと思われていること。
言葉を投げても、なめられてたら効果がないのだと。

 

それから、

父・母を一時的に物理的な距離を作って分断して、子である私が外部からの力でも何でも借りたあと、
私が介護キーマンとして世話する立場であることを、父母に「片方づつ対応」して理解してもらう

↑この作戦が良いとアドバイスを受けました。
いい相談員さんに恵まれたと思いましたねー。

私は少しづつ根回しをしました。
時が流れて、地域包括支援センターなどの相談、医療、親戚兄弟など、私以外の力を借りて、ようやく両親とも「介護認定」を受けることができました。
実家内も兄弟親戚の力を借りて改修・不用品整理などをして綺麗に住めるようにまでなりました。
私が家の中のなかの事を介護サービス含めて回せるようになったのです。
汚染予防・対策を私がしてよい、という立場になるまで1年以上はかかりました。

 

要介護の両親。父は解決したが、母がまだオムツ拒否をする

父のほうは入院したり重い介護認定受けて歩けない時期があったりしたので、施設利用するようになってからはテープタイプおむつも紙パンツの使用も介助も抵抗無く受け入れたのですが、母のほうがまだ駄目でした。
母はアルツハイマー型認知症で要介護判定を受けています。
母は介護ヘルパーにお世話になるようになってから、尿取パッドをようやく使うようになったのですが「もったいない」と交換しなかったり、パッドを使わず大量のトイレットペーパーを服につめてしのごうとしたりというのをやめませんでした。

何度かやりあってるうちに気がつきました。
母はオムツが嫌だと言う。
でも、オムツが嫌だ、としか言ってない。

 

母は赤ちゃんみたいな「横テープつきのオムツ」のイメージをして、嫌だと言っていただけだった

介護スタッフさんからの報告で、

「トイレに行こうとするが、トイレにうまく用を足せず汚染がある」

というのが増えてきて、

「リハビリパンツに切り替えはどうだろうか」

の提案が来ました。

私は考えて、
「オムツが嫌ならオムツっぽく見えないリハビリパンツを用意してみたらどうだろう」と探し始めました。
役所の補助「おむつ支給券」で用意されているのはだいたい白色で、たくさん吸収できるけどオムツみたい、高齢者向け、というのが前面に押し出されたものばかりだったので、ドラッグストアやスーパーで探しました。

そしたらありました!
ピンク色で、下着とほぼ変わらない形状のものです。

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まず限りなく下着に近いものを用意して、
「何度言っても拒否られる私」ではなくて、
母が泊まりにいっている時に「介護スタッフ」から声をかけてもらう。
泊まりの入浴・着替え時にさりげなくこちらを用意して母に着用してもらう。

という「下着はこれしかないですよ~」作戦にしました。

そしたら、母、抵抗無く履いたんです。
私びっくり。介護スタッフさんもびっくりしてました。

あと、こういうのもあるみたいですよ、と介護スタッフさんとの会話で知ったのでこちら↓も用意しました。ベージュ色のリハビリパンツです。
これは店頭には置いていなくて、通販でしか手に入りませんでした。

 

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↑これも問題なく履いてくれた、とのことでした。

リハビリパンツでも、

    ☆形と色がオムツでなければ大丈夫!
    • ☆私以外から声かけしてもらえれば大丈夫!

 

    (介護スタッフさんから「冬はコッチのパンツの方が暖かいですよ。皆さんつかってるんですよ」と声かけたら「あらそうなの」といって履いたらしい)

ってことで、問題なく、リハビリパンツを使用してくれたのです。
その後は特にリハビリパンツについて、私から母へ、リハビリパンツの使用感や交換についていうのはやめました。
家では着替え一式の中にリハビリパンツを用意しておいて、母が着替えがうまくできてるか?の確認だけ。あとは、自宅での着替え状況の報告をして、介護のプロにおまかせしています。そのほうが私がキーキー言うよりも、母には効果的だからです。

晴れて、二人とも汚染対策ができた!

汚染物を洗濯する頻度は半分以下に減りました。使い捨てられるので、リハビリパンツも、オムツもすごく助かってます。ゴミ捨ての頻度は増えますが、洗濯は重労働ですし、なにより、室内汚染が無くなったので掃除の負担ががくんと減りました!
臭いや不衛生による精神的ダメージも減って、私も両親も落ち着いて過ごす時間が増えました。

 

 

最後に。 自分ひとりじゃ解決が難しかったら、迷わず自分以外を介護へ巻き込もう。

うちの介護スタイルが決まるまでは、とても長い道のりでしたが
身内ではなく、他人から働きかけてもらうというのが一番効果的でした。
身内だといい意味でも悪い意味でも「甘え」が出てしまう。その指摘は第三者からが的確で、作戦まで立ててくれました。

その協力にめぐり合うまでは、私自身のアクションも必要でした。
私は人付き合いが苦手なほうですが、そんなこと言ってられない状況でしたから、地域の包括支援センターへ何度も足を運びました。
ポイントは「何度も家族の状況を見てもらう」ことです。
一回だけじゃなくて、介護のキーマンとなる「私」が何回も「こんな老人がいて困ってる」と重ねて話して、自宅に相談員の人に来てもらいました。
相談員の方を何度かうちの両親が追い返す、というのをやってくれましたが、それも記録として外部に残ります。
何度も外部記録を重ねてもらって「これは地域ぐるみでの対応が必要だ」「要介護の老人がいるんだ」というのを覚えてもらうんです。
両親世代は役所のお世話になるのは家の恥だ、とか言ってくるかもしれませんが、親世代が知ってる昔の福祉と、私達が知ってる今の福祉制度は違います。
2019年の今は「地域ぐるみで見守る福祉」になってるんです。そう謳ってるんですから、自分の家族もそうなるように、手伝ってくれる人を集めればいいんです。

ただし!!

自分の力で調べたり、実際に支援センターに足を運んで相談してみないと、介護福祉・医療福祉の世界って教えてくれない事が非常に多いです。

「早く知ってればもっと制度を利用できて、経済的にも精神的にも楽になれたのに・・・」ってところも多いです。

また、相談員さんとのめぐり合い、相性もあると思います。
私は初めて会った地域包括支援センターの相談員さんが大当たりで、各所へ連携をしてもらえたので、身内も巻き込むことができましたし、ショートステイやデイサービスをフル活用して、なんとか実家に1人で両親2人の介護をできるようになりました。(仕事は少し勤務時間減らしてもらいましたが、なんとか)
こういった家族環境なので、両親どちらか片方はゆくゆく特別養護老人ホームへ入ったほうがいいとのアドバイスも受けており、特養探し、申し込みも始めているところです。

 

 

・・・正直、私は介護に至るまでの間、両親に色々きついことを言われており、精神的には両親に寄り添うことが難しい心境です。
なんでここまで親にしなきゃいけないのかな?という不満も少しあります。
在宅介護を国はすすめてるけど、介護する家族の無償活動ありきで成立することも多すぎて、家族負担がもっと少ないようにできないのか!とキーってなることもあります。

ただ、この両親がいたから、私はこんな考え方をするようになって、今ここにいて、両親を見送る準備をしようとおもうのも、この親2人がいるからなんだろうなと思います。
介護で困った困った言いながらも、親の面倒見るんだろうなーと。

今、介護辛いって思ってる人へ。
自分のできる範囲でやっていくためにも、自分以外の誰かを必ず、介護では巻き込んでください。
巻き込んでいる人がいるにもかかわらず辛いなら、もっと外から誰かを大きな声で呼んでみてください。
今の自分がかわいそうだと思うなら、自分がかわいそうにならない状況まで、色々調べることも必要です。相談する相手も必要です。
今、介護で疲れ果てているなら、あなたの味方が足りないのです。
ぜひ、味方を増やしてください。

 

 

 

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